今は注文住宅で建てた家で生活していますが、トラブルが無かったわけでありません。
それで今回は、私達に起きた工務店との大きなトラブルと対処法について書きました。
私達の場合の話なので、参考程度に読んでみて下さい。
トラブルは基礎工事で起きた

基礎工事の前にある工程(仮設工事・土工工事)は問題なく進んでいました。
しかし突然、夫の携帯に工務店から連絡が入りました。
その内容は……
- 基礎工事でミスがあった
- 基礎工事からやり直したい
- 引渡しは約1ヶ月延びる
電話だけでは詳細が分からず、工務店の担当者と直接、会うことになりました。
担当者からは「住んでいるアパートに行きます」と言われたのですが、当時、私達が住んでいたアパートは広いとはいえなかったので、近くの喫茶店で話を聞くことにしました。
当日、まず担当者から謝罪、次にミスの内容・起きた原因・今後の流れ。
注文したコーヒー(工務店の支払い)を飲みながら、1時間ほど聞いていました。
ミスの内容は、基礎工事を担当していた会社がアンカーボルトの取り付けで忘れていた所があったとのこと。
原因については、ベテランと若い新人で仕事をしていたそうですが、若い新人がミスをしてしまった可能性が高いそうです。
これはありえないミスだそうで、工務店の社長・現場監督・基礎工事の担当をしたベテラン、関わった人達も初めての経験だったそうですよ。
ちなみに、私も夫も今回のトラブルで怒ってはいません。
ミスした人を見つけたいわけでもありません。
それよりも、「間違えてしまった時、次はどうするのか?」の方が大切だと思っていたからです。
それで工務店は今回のミスを見つけた時、関係者を集めて話し合いをしたとのこと。
「基礎工事をやり直さない方法はないか?」という話をしたそうですが、私達に耐震等級3の家を約束していたので、「大きな地震に備えるためにも、基礎工事からやり直した方が良い」という結論が出て、すぐに連絡したことも話してくれました。
ミスの内容や原因のことを聞いた後、最新の工程表をもらい、基礎工事をやり直すと約1ヶ月延長することも聞きました。
しかしそれは電話で聞いていたので、驚きはしませんでしたよ。
これが私達に起きた大きなトラブルでした。
対処法と賠償金について

対処法(発生した問題のこと)は上にも書きましたが、引渡しを約1ヶ月延長して、基礎工事をやり直すことです。
これしかありません。
※引っ越した後、近所の人から「基礎工事が終わったと思ったら、急に壊していたから驚きましたよ」と言われました。建てていたのに壊していたら近所の人も驚きますよね……。
そして担当者から賠償金の話もあり、「1ヶ月ほど延長する分、約35万円を賠償します」というものでした。
※賠償金をどのように計算したのかは忘れました……。それと約35万円は喫茶店で話した時点での金額だったので、最終的は少し変わりましたよ。
さらに賠償する分は、「家の金額から差し引きたい」とも言われました。
私も夫も賠償してもらうお金の動きについては特に気にしていなかったので、家の金額から差し引いてもらうことにしましたよ。
それからすぐに基礎工事をやり直してもらい、1ヶ月ほど延長して引渡しが終わり、新しい生活が始まって約1ヶ月経過した頃、メールで追加や変更をした最後の見積書が届きました。
最後の見積書には追加や変更した物と一緒に賠償金(約32万円)が差し引かれた金額が記載されていて、夫と確認をした後、請求書をメールで送ってもらい、振り込んで終了。
これで私達のトラブルは解決したのでした。
大きなトラブルを解決できたのは、工務店の迅速な対応だと思います。
もちろんトラブルが無い方が良いのは当然なのですが、私は家を作るというのは大きなプロジェクトだと考えているので、どこかで問題が起きてもおかしくはないかと……。
私だってミスをしてしまうことはあるので、「間違った時に適切に動けるかどうか?」も大切ではないでしょうか。
この考えがあったからこそ、連絡が来た時や話を聞いた時も冷静でいることができました。
時間は少し掛かってしまいましたが、これから30年以上住む家だからこそ、今回のトラブルを解決できて良かったです。
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