私達夫婦は結婚式と新婚旅行が終わった後、新しい家を探し始めました。
お互いに一戸建てに住みたいと考えていたので、まずは建売から探し始めましたが、「注文住宅にしよう」という考えに変わりました。
今回は、「なぜ建売から注文住宅にしたのか?」というのを簡単にまとめました!
少しでも建売と注文住宅で悩んでいる人は、読んでみて下さい。
健康に暮らしたい

新しい家を探し始めた時には何も考えていなかったのですが、ネットで建売のことを調べていく内、健康に暮らしていくには、「家の性能(高気密・高断熱)が重要である」ということを知りました。
そもそも建売の場合、コストを抑えるために使われている建材の性能が高くなく、グレードの低い商品を使っているそうです。
そういった建材を使うとどうなるかというと、「住んでみたら、夏は暑く冬は寒い。特に冬は寒すぎる」・「リビングは暖かいけど、トイレが寒すぎる」・「咳がするし、目がチカチカする」など、体調不良になり、ヒートショックやシックハウス症候群という健康被害が出てしまうわけです。
注文住宅なら、高気密・高断熱の家を作って健康被害を防ぐことができるので、建売よりも健康に暮らせることが可能!
高気密・高断熱の家の例をあげると……
- 気密測定を実施して、最低でもC値=1.0以下、できればC値=0.7以下にする
- 断熱性能を高めて、UA値が0.6以下
- 付加断熱をする
- トリプルガラスの樹脂窓(例:リクシルの樹脂窓 EW)
- 高断熱のドア(例:リクシルのグランデル2)
正直、家を探すまで、高気密・高断熱という言葉を知らなかったので、建売で探して購入する前に知ることが出来て良かったです!
※建売でも高気密・高断熱があるそうです。でも私達が探していたエリアには無かったです。
メンテナンスが少ない家にしたい

家を購入したら、自分達でメンテナンスをしていく必要があります。
注文住宅であってもメンテナンスをしていくことには変わりないのですが、建売の場合、メンテナンス周期が早い(10年に1回)とされています。
なぜかというと、安い仕上げ材を使っているから。
安い仕上げ材の例をあげると……
- 屋根⇒スレート
- 外壁⇒サイディング
屋根と外壁は雨風にさらされますし、経年劣化で水が入りやすくなる可能性が!
だから定期的にメンテナンスをしていかなくてはいけません。
上でも書いたように、建売で使われている安い仕上げ材の場合、10年に1回、屋根や外壁の塗り直しがあります。
※シーリングの打ち替え(隙間やひび等の隙間を充填すること)も10年に1度。1つの家で約30万円から。
目安として、外壁塗装はトータルで100万円~150万円以上は掛かると言われていて、安い家を購入できたとしても、「メンテナンス費用が思った以上に掛かってしまった」となってしまうことも……。
ちなみに外壁塗装の内訳には、足場を組む費用(30坪ほどの家で約20万円は掛かる)が入っています。塗装するためには必要で、無料になることはないので覚えておいて下さいね。
注文住宅の場合、例をあげると、15年目(金属系サイディング)や20年目(樹脂系サイディング)などのタイミングでメンテナンスをする仕上げ材を選べば、回数を減らし、長期的に見て費用を抑えられるようになるのです。
10年に1回は屋根や外壁のメンテナンスで、とてもお金が掛ることが分かってもらえたはず!
人によって家に対する考え方は様々だと思いますが、私達夫婦はイニシャルコストが掛かったとしても、ランニングコストで掛からないようにするため、なるべくメンテナンスが少ない家にしたかったのです。
長期優良住宅を選びたかった

『長期優良住宅』という言葉を知ったのも、家を探し始めてからでした。
メリットとデメリットはありますが、私達夫婦は「長期優良住宅にしよう」という考えになったので、建売で長期優良住宅を探しました。
※メリットとデメリットについては、下のサイトが参考になりますよ。
しかし、長期優良住宅の建売というのはなかなかありません!
調べていく内に、私達が探すエリアだと長期優良住宅の建売は『東栄住宅のブルーミングガーデン』だけでした。
ちなみに、私がとある建売の情報をネットで見た時、長期優良住宅と記載されているものがあり、不動産屋に聞いてみたら、「ネットの情報が間違っています。この辺りだと長期優良住宅の建売は東栄住宅しかありません。入力した人のミスでしょうね」と言われたことがあります。
それと不動産屋から教えてもらったのは、ネットに掲載されている建売の情報は間違っていることがよくある・間違っている可能性があるから気になったことがあれば質問するべきということ。
大きな買い物なので、建売の情報で気になったことがあれば必ず聞いたほうが良いです!
あなたが住みたいと思うエリアによっては、長期優良住宅の建売がたくさんあるかもしれません。
ただ、私達みたいに建売で長期優良住宅がないのであれば、注文住宅を検討してみても良いと思いますよ。
間取りにこだわりたい

建売を探し始めた頃は、間取りのことを具体的には考えていませんでした。
しかし様々な建売を見学して、夫と一緒に家のことを勉強していく内に、「自分達が欲しい間取りが建売にあるのかな?」と思うようになったのです。
夫の場合は……
- ガンプラを作る(塗装もする)・飾る場所
- ロードバイク(レース用・練習用)を置く場所
- テレワークなので仕事をする場所
- ゲーム機(PS5・ニンテンドースイッチ・PSVR2・リングコン)を置く場所
- 部屋干しが良いと考えていた
- バルコニーはいらない
私の場合は……
- 小さなスペースでも良いから1人になれる空間が欲しい(キッチンやリビングのような場所ではなく、なるべく1人でいられるような所)
- パントリーが欲しい
- なるべく部屋干しがしたい
- 急な階段は避けたい
- バルコニーはいらない
建売の間取りは書斎にできそうな部屋(洋室のこと)はあるのですが、パントリーはなかなか無いです。床下収納が多く、出し入れがしにくいのは気になりました。
また、「部屋干しがいい」というのがお互いの希望で、「バルコニーはいらない」という考えになり、『洗う⇒干す⇒畳む⇒しまう』の動線を短くして、「今、住んでいる所よりも家事をスムーズにしていこう」という流れになっていったのです。
建売で探してみると、必ずバルコニーがついていて、基本的に外に干します。
※バルコニーがある場合、バルコニーの掃除をしなくてはいけません。また、バルコニーは雨漏りを発生しやすいので、定期的に防水のメンテナンスをしないとダメ!
部屋干し(例:ホシ姫サマという室内物干しユニットのこと)ができるようになっている建売もありますが、バルコニーはいらないので私達の希望に合いません。
私達は思った以上に間取りにこだわりがあったので、建売で探すには不向きだと分かってしまいました。
家の性能やメンテナンス費用などよりも、土地に強いこだわりがある人であれば建売の方が良いかもしれません。
そうではなく、私達と同じようなポイントが気になるのであれば、注文住宅の方が向いていますよ。
コメント