注文住宅なので、壁や床も自分達で選ぶことが出来ます。
しかし壁や床を選ぶ時、「ポイントがよく分からない……」と悩みませんか?
今回は、私達夫婦がどのように壁と床を選んだのか紹介!
気になる人は、ぜひチェックしてみて下さい。
※トイレとランドリールームの床は下の記事にまとめています。
壁は予算の問題と健康のことを考えてレミリアに!

まず壁ですが、初めは「安価なビニールクロスでもいいのでは?」と思っていました。
しかしビニールクロスのことを調べてみると、人体に悪影響(シックハウス症候群)が出てしまうかもしれないことを知りました。
「健康的な家に住みたい」という希望がある私達にとって、ビニールクロスを選ぶことは難しくなってしまったのです。
ビニールクロス以外の壁紙で何かないか知りたくて工務店に聞いてみると、「ビニールクロス以外であれば、しっくいフリース・ルナしっくい・レミリアなどがあります」と紹介してくれました。
私達は工務店から紹介してもらったそれぞれの壁紙の詳しい話を聞き、自分達でも調べて、レミリアに決定!
それでは、「なぜレミリアにしたのか?」をそれぞれの壁紙を紹介しながら説明します。
しっくいフリース
漆喰の主成分である消石灰の機能を塗料化して、フリース(不織布)に塗装をした壁紙です。
特に私達が良いなと思ったポイントは、消石灰の機能があるので、シックハウス症候群の原因物質となるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物を吸着すること!
まさに私達の理想の家にピッタリな壁紙です。
しかし、カラーが真っ白なホワイトだけだったので選べませんでした。
「なぜ真っ白なホワイトを選べなかったのか?」というと、注文住宅を考える前に建売を内見させてもらったことがあり、真っ白な壁紙だらけでしっくりこなかったから。
私が今まで住んできた家は真っ白な壁紙だらけでは無かったので、違和感があったんだと思います。
夫も私と同じ意見だったため、しっくいフリースの機能性が素晴らしくても、カラーで選ぶことが出来なかったのです。
ルナしっくい
ルナしっくいは、原材料にホタテの貝殻を65%以上使っています。
ホタテの貝殻には、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物を吸着してくれるので、まさに私達が使いたいと考える壁紙だったわけです。
しかもカラーはホワイトだけではなく、ベージュ・ブルー・ピーチなど複数あります。
とても素晴らしいと思ったのですが、塗らなくてはいけないため、ビニールクロスやしっくいフリースと比べると金額が高い!
壁紙だけにお金を使うわけにはいかないため、ルナしっくいは選べませんでした。
もう少し、お金に余裕があれば選んでいたかもしれません。
レミリア
最後にレミリアですが、多機能フリース壁紙です。
可視光応答形光触媒により、菌やウイルスの繁殖を抑制してくれます。
他には消臭・防カビ・高い通気性、さらにホルムアルデヒド・アセトアルデヒドを吸着・除去もしてくれるので、健康的な家が欲しい私達にはピッタリな壁紙!
さらに、レミリアはルナしっくいよりもカラーのバリエーション(18色)があり、選べるものが少なくて困ってしまうことはありません!
そして落ちない汚れやキズは、同じ塗料を上から塗っても大丈夫なのも大きなポイント!!
※壁紙によっては、上から塗ってしまうとはじいてしまうとのこと。
自分達でメンテナンスが出来るのは良いですよね。
金額も『しっくいフリース』よりも安いことを知り、レミリアに決めました。
工務店から連絡があり、金額が間違っていたことが分かりました。
聞いていた金額よりも高かったのですが、他の壁紙は選ばず、そのままレミリアで話を進めました。
実は壁紙を選ぶ時、「塗料で仕上げる壁紙を見てみたい!」という気持ちが出てきたので、カラーワークスという塗装販売(主にペイント)している企業のショールームに行ってきました。
カタログだけではなく、塗ってあるサンプルもたくさん見ることが出来たので楽しかったです!
下の画像は、カラーワークスのショールームに行った時の画像です。

金額は安くはありませんが、ペイントの魅力が分かりますよ!!
リクシルの住宅設備を確認したくてショールームに行ったら、ショールームのコーディネーターから、エコカラットプラスのサンプルを貰いました!

ただリクシルの壁はまったく検討していなかったですし、ショールームでコーヒー豆とサンプルが一緒に入っているガラス瓶を見つけたので、実際に脱臭機能を確認した時、コーヒー豆の香りがしたのです……。
だから、私達には合っていないというのが感想でした。
無垢床にしたポイントと選んだ床を紹介!

無垢床にしたポイント
無垢床にしたポイントは2つあります。
それは……
- 複合フローリングはキズがつくと、下にある別の板が見えてしまうから
- キズがついても思い出に残るから
無垢床は1枚の木の板なのでキズ・へこみがついても、下にある別の板が見えることはありません。
しかし、複合フローリングだと複数の薄い板を接着剤を使って重ねているため、キズ・へこみがついてしまったら重ねてある板が見えてしまうということです。
ちなみに無垢床であれば、キズ・へこみはアイロンのスチームをあてると修復(木の特性を利用)もできるので、自分達でメンテナンスも可能です。
つまり、長く使える床なのです!
「キズがついても思い出に残るから」というのは、人によって考え方が違うので、常に綺麗な床であって欲しいのであれば、無垢床を選ぶのは難しいかと……。
他にも、「時間の経過で見せる無垢床の変化(色や雰囲気)を楽しめるか?」というのもあるため、よく考えて選んだほうが良いです。
選んだ床はオイル塗装のラスティックオーク
そして私達が選んだ無垢床は、オイル塗装のラスティックオークです。
工務店で様々な無垢床の大きなサンプルを見せてもらった時、ラスティックオークはナチュラル感があり、落ち着いていた印象があったので選びました。
それと無塗装orオイル塗装が選べたので、オイル塗装にしました。
オイル塗装にした理由は、無塗装を選んでしまうと別途対応で塗装工事をする必要があること(自分で好きなように塗装したい人向けだから)・オイルで仕上げれば汚れ対策が出来る・オイルで仕上げたとしても木の質感を楽しめるなどがあります。
お手入れについては、普段は表面のほこりを掃除機で吸い取って、きれいな雑巾で乾拭き。
大掃除の時、無垢床専用の洗剤を使って綺麗にします。
毛羽立ちやシミの原因となってしまう水拭き・化学薬品を含むお掃除シートは使えないので要注意です!
私達の場合、キッチンの床は無垢床を選びました。
クッションフロアのような水に強い床を選ぶことも出来ましたが、壁付けキッチンなので2種類の床が対面式キッチンよりもはっきりと見えてしまい、イマイチなコーディネートになってしまう可能性があるから。
だからキッチンマットを使って、水や汚れ対策をすることになりましたよ。
無垢床はライフスタイル(例:ペットがいる家庭)や「定期的なメンテナンスができるか?」によって、向き不向きがあると私は考えています。
だからメリットだけではなく、デメリットもしっかり把握して下さいね。
壁や床は様々な商品があるので、「自分達が住みたい家に必要な壁や床は何か?」をまとめておくと選びやすくなりますよ。
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