結婚式のペーパーアイテムを手作りする場合、「どうやって作ればいいの?」・「何が必要なの?」など、とても悩みますよね。
そこで今回は、実際にペーパーアイテムを準備した経験から知っておきたいポイントをまとめました!
ぜひ、参考にして下さいね。
グーグルのサービス・ラクスル・無料のアイコン素材サイトを利用!

私と夫は、グーグルのサービス・ラクスル・無料のアイコン素材サイトを利用してペーパーアイテムを作りました。
作ったペーパーアイテムは、プロフィールブック(席次表がついている)・ウェルカムボード・ウェルカム塗り絵(ウェルカムツリーみたいなもので一緒に説明書も作った)・他己紹介です。
それでは、1つずつ説明していきますね。
グーグルのサービス
私達夫婦はペーパーアイテムを作成する時、ワードやパワーポイントなどを使わず、グーグルのアカウントを登録して利用できるグーグルのサービスを使いました。
アカウントの登録は無料(グーグルプレイやグーグルメールを使っている人ならアカウントは登録済みです)なので、お金は掛かりません。
※夫の考えとして、「オフィスのワード・エクセル・パワーポイントなどはビジネスで使うものだから、家で使うのであればグーグルのサービスで充分」とのことです。ただ、ウェディングプランナーとメールでやり取りする時にエクセルで添付されるとグーグルスプレッドシート(オフィスのエクセルと同じ)だと表や文字が崩れてしまうことが多く、一時的にオフィスのサービスが利用できるようにサブスクに入っていました。
それで、文章を作成する時は『グーグルドキュメント』・プロフィールブックのような冊子を作る時は『グーグルスライド』・図を作成したい時は『グーグル図形描画』を使っていきます。
非公式ですが、初心者向けにグーグルドキュメントの使い方を紹介してくれています!
こちらも非公式ですが、グーグルスライドの使い方のポイントを紹介してくれています!
最後に、こちらも非公式のサイトですが、グーグルスライドと一緒にグーグル図形描画のことも紹介しています!
どれもオフィスやペイントに似ているので、独特な操作や手順は無いですし、なにより無料なのは良いですよね!
さらに、作ったペーパーアイテムのデータを共有して確認・修正もできるので、作業しやすいのもポイントです!!
ラクスル
ウェルカムボードを作るために、ラクスルを利用しました。
グーグルのサービスでデザインを作るのは可能ですが、ウェルカムボードを飾る時にイーゼルを使用することになったので厚みが必要になってしまったのです。
下のイラスト画像がイーゼルですね。

厚みが無ければ家にある印刷機で作れますが、さすがにウェルカムボードは作れません……。
補足 ホテルによっては、パネルスタンド(厚みは必要ない)という印刷物をパネルに入れて飾るスタンドもあると思います。その場合、サイズが重要になってきます。紙のサイズを間違えると入りません。
ラクスルはパネル印刷(展示用パネルのこと)が出来るのでウェルカムボードに向いているアイテムを作れて、テレビCMでよく見るし、会員登録は無料、ラクスルのサイト内でデザインを作って注文するまではお金は掛かりません。
個人的には、ラクスルのサイトは見やすくて使いやすかったのも良かったです!
無料のアイコン素材サイト
グーグルのサービスを利用してペーパーアイテムを作る時、文章だけでは寂しいのでイラストやアイコンが必要になります。
その時に利用したいのが、無料のアイコン素材サイト!
実際に私が利用したサイトを掲載しておきますので、ぜひ確認して下さいね。
アイコンの素材だけではなく、人のピクトグラム・花・フレーム(枠)など、たくさんあります。
シンプルで使いやすいアイコン素材がメインです。
どちらのサイトも、あなたがペーパーアイテムを作る時に大活躍してくれますよ!
説明したサービスとサイトは、ラクスルを除いて無料(ラクスルで会員登録・サイト内でデザインを作ることは無料)で使えます。
どれも便利なサービス・サイトですよ。
実際に購入した商品を紹介!

次に、ペーパーアイテムを作るために購入した商品を紹介します!
分かりやすくするため、購入した商品をリストにしてみました。
- ペーパーアイテムのための用紙
- 色鉛筆
- ラベルシール(インクジェット対応)
- プロフィールブックにつける紐
- 額縁
- 印刷機(※結婚式の準備をする前から持っていた)
ペーパーアイテムのための用紙
ペーパーアイテムはゲストが見るものなので、100円ショップで購入できるような用紙だと浮いてしまいますよね。
そこでペーパーアイテムの用紙は、世界堂という文具や画材を販売しているお店で探して購入しました!
購入したお店は、新宿本店です。
どのような用紙を購入したのかというと、A4サイズの『マーメイド(プロフィールブックとウェルカム塗り絵・他己紹介で使用)』と『和紙のメビウィス(ウェルカム塗り絵の説明書で使用)』の2つ!
※実はマーメイドを購入するつもりはなかったのですが、夫がマーメイドの用紙を気に入ったので買いました。
マーメイドは下の画像です。

和紙のメビウィスは下の画像です。

どちらの用紙も見た目・手触りが良く、特にマーメイドは高級感があって結婚式のプロフィールブックにピッタリ!
画像だけでは用紙の魅力が全て伝わらないと思うので、ぜひ世界堂に行って確かめて欲しいです!
色鉛筆
ウェルカム塗り絵は、ゲストが1人ずつ色を塗っていきます。
用紙は結婚式に合う物を探していましたが、色鉛筆は塗る時の1回しか使わないので用紙ほど気にしなくても良い・新郎新婦合わせても20人未満で少ないこと・コロナ対策のために1度使った色鉛筆は使用済みの入れ物に置くなど、様々な条件に合う色鉛筆を見つけようとしました。
探した結果、無印良品の色鉛筆紙管入り(ハーフサイズ)・36色を購入!

36色だと多すぎるので必要な人数分に調整、『使用前』と『使用済』のデザインを作り、インクジェットに対応しているラベルシール(次の見出しで説明しています)で色鉛筆の入れ物にそれぞれ貼りました。

色鉛筆は購入してきたものですが、ラベルシールを貼ることで手作り感が出ましたよ!
ラベルシール(インクジェット対応)
もしあなたが、物に貼り付けて何かを伝えたい時にはラベルシールを検討してみて下さい。
実際に購入したのは、エーワンのインクジェットプリンター対応でA4サイズの光沢あり・透明フィルムタイプです。

私達の結婚式では、色鉛筆の使用前と使用済を分かりやすくするため使い、他には夫が中心となってウェルカムジオラマ(ウェルカムドールみたいなもの)という作品を作り上げて、その展示台に結婚式の日付と私達の名前を貼るためにも使いました。
手書きでも良いのですが、ラベルシールでも自分でデザインを作成して印刷すれば、デコレーションをしているみたいでオシャレですよ。
プロフィールブックにつける紐
プロフィールブックを作成したら、綴じないとゲストが見辛くなってしまいます。
綴じ方は様々な方法がありますが、私達は紐で綴じることにしました。
理由は、紐の方がオシャレだから!
購入した場所はユザワヤの京王新宿店で、ユザワヤで購入する予定はなかったのですが、夫と一緒に別の用事で店の前を歩いた時、私が「せっかくだし、手芸の材料を販売しているお店だから探してみようよ」と話したことがキッカケでした。
それで、実際に購入した紐(毛糸)が下の画像です。

選んだ理由は、プロフィールブックに合いそうな落ち着いた色・毛糸が太すぎない・手触りが良かったため。
※ラメ付きのキラキラした毛糸もありましたけど、派手だったので選びませんでした。
用紙と比べると目立つ部分ではありませんが、結婚式にピッタリな紐を見つけることができました!
額縁
額縁は、ゲスト・新郎新婦で塗って完成させたウェルカム塗り絵とゲストのためのウェルカム塗り絵の説明書を入れるため(机に説明書を置くよりも額縁に入れて置いた方が見やすい・オシャレだから)に使いました。
額縁がある・なしで雰囲気が変わることは分かると思いますが、結婚式というゲストが見てくれるような場であれば額縁に入れて飾った方が浮かないですし、手作りのアイテムがより素敵に見えますよね!
ウェルカム塗り絵の額縁はハンズで購入、A4サイズで枠が明るめのブラウン。ウェルカム塗り絵の説明書はセリアで購入、B5サイズで枠がピンクです。
下の画像は、セリアで購入した額縁でウェルカム塗り絵の説明書を入れてあります。

なぜB5サイズの額縁にしたかというと、セリアで素敵なデザインのA4の額縁がなかった・説明書を入れるだけなので大きい必要はないと思ったからです。
補足 額縁よりも先にA4の和紙を購入したのですが、夫が「B5の額縁に合わせるから大丈夫!」と言い、A4の和紙で印刷した後、綺麗にB5の額縁に合わせてくれましたよ。
だから別々のお店で額縁を購入しているのです。
ペーパーアイテムを作ることは大切ですが、結婚式当日に飾ることも考えておくべきですよ。
印刷機(※結婚式の準備をする前から持っていた)
私達が持っている印刷機は、キャノンのTR153です。
※結婚してから結婚式をあげた私達。結婚式の準備をしている時は、夫婦として新しい生活をスタートしていました。

とてもコンパクトで置き場所に困らないのがポイント!

さらに、写真でも文書でも綺麗に印刷できるような仕組み(5色ハイブリット)になっているので、様々なペーパーアイテムを作りたい私達にピッタリでした!!
家でデザインを作成してコンビニで印刷する人もいるかもしれませんが、コンビニの用紙は決まったものしかないですし、他の人が利用していたら終わるまで待っていないといけないですし、何回も印刷をする度にコンビニに行くのは面倒だと思います……。
※パソコンや印刷機の操作が苦手な人は、外注した方が良いです。
ペーパーアイテムを作るのであれば、印刷機を用意した方が良いですよ!
結婚式のペーパーアイテムで必要な物は、ほぼ決まっています。
ただ私達夫婦の場合、紙で用意しなくても問題ないものはペーパーレス(web案内状・ipadで誓いの言葉など)にしました。
また、用紙・紐・額縁などは通販の画像と店舗に置いてある物では違って見えることの方が多く、特に用紙は実際に触ってみないと分かりません。
ペーパーアイテムで失敗しないようにするなら、まずは実店舗で確認をしてから商品を買った方が良いですよ!
ペーパーアイテムを作る時のポイント!

最後にペーパーアイテムを作る時のポイントを紹介します!
ポイントは、3つあります。
- サイズ・ページ・厚みに注意する
- 句読点や漢字の基本的な知識を知っておく
- チェックは1人でやらない
それでは1つずつ、説明していきますね。
サイズ・ページ・厚みに注意する
ペーパーアイテムを作るのであれば、サイズ・ページ・厚みには注意しないとダメです。
それではサイズから説明します。
サイズ
まずは実際に、私達がペーパーアイテムを作った時のサイズをまとめました。
- プロフィールブック⇒A4サイズの横(印刷したら半分に折ってA5サイズにする)
- ウェルカム塗り絵(ウェルカムツリーみたいなもの)⇒A4サイズの縦
- ウェルカム塗り絵の説明書⇒B5サイズの縦
- ウェルカムボード⇒A3サイズの横
- 他己紹介⇒B4サイズの横(新郎新婦しか読まないので小さめのサイズ)
特に気をつけたいのは、ゲストがよく見る・書く(またはスタンプを押すなど)などがあるペーパーアイテムです。
小さすぎてもダメですし、大きすぎてもダメ!
サイズが小さかったら見え辛いですし、大きすぎたらゲストが書くor押すのに困ってしまいますよね。
私達の作ったペーパーアイテムのサイズを参考にしてもらえれば、大失敗することはないはずです。
ページ
ページがあるペーパーアイテムといえば、プロフィールブックですよね。
ご挨拶・2人のプロフィール・席次表・2人の出会い・メニュー表など、1つのアイテムで様々な内容を作ることが出来るので楽しいのですが、ページを間違えたら大変なことになります!
私達が実際に作ったプロフィールブックを例にして、ページを間違えないように作ってみて下さい。
まず私達が作ったプロフィールブックはA4サイズの横でデータを作り、両面に印刷した後に半分に折ってA5サイズ(左開き)の全8ページです。
左開きの全8ページをどのように作っていくかというと、下の画像を見て下さい。




そして上の画像と同じように作ったら、1ページ目・8ページ目の裏に2ページ目・7ページ目を印刷、4ページ目・5ページ目の裏に3ページ目・6ページ目を印刷することで全8ページの左開きのプロフィールブックが完成します。
補足 私達がプロフィールブックを手作りした時、ウェディングプランナーから「ホテルスタッフがプロフィールブックの内容の確認が出来るように2部下さい」とお願いされました。自分達が手作りする場合、担当のウェディングプランナーに多めに刷った方が良いのか確認しておくと良いですよ。
慣れない作業で大変ですが、上の画像を参考にしてやってみて下さいね!
厚み
ウェルカムボートを作り、イーゼルを使って飾る場合、厚みも重要なポイントになってきます。
下の画像は、私がウェルカムボードを作るためにラクスルのパネル印刷(厚さ5mm)・A3サイズで注文したもの。

個人的には、A3サイズでウェルカムボードを作るのであれば、7mmの厚さにした方が良いと思います。
なぜかというと、サイズは大きいのに厚みが無いと立体感が無く、イーゼルに置いても小さく見えてしまったから。
もう少し厚みのことを考えておけば良かったです……。
厚みのことを知らないで選んでしまうのは良くないので、ぜひ知っておきましょうね。
句読点や漢字の基本的な知識を知っておく
ペーパーアイテムを作る時、気をつけたいのは忌み言葉です。
基本的な知識は、下のサイトが分かりやすいです。
ちなみに私がペーパーアイテムを作っていてミスしやすかったのは、『忙しい』でした!
ひらがなが正しいのですが、普段の生活では漢字で『忙しい』と入力するのでミスしやすいんですよね……。
あとは夫が句読点を使ってはいけないことを知らなかったため、『、』や『。』だらけで、私は「句読点は使ってはいけないよ」と教えてあげて直してもらいました。
ペーパーアイテムを作る場合、縁起の悪い言葉を使わない・別の言葉で表現するなど、細かい所にも気をつけないといけません。
デザインを考えるだけではなく、知識も必要であることを知っておいて下さいね。
チェックは1人でやらない
ペーパーアイテムのデータが出来たら印刷する前に、文字や数字などが間違っていないかチェックしますよね。
データのチェックができたら印刷をして、実物をチェック、問題がなければ完成となります。
それで私がペーパーアイテムを作っていて思ったのは、「ダブルチェックをしていてもミスは出てしまう」ということ。
なぜかというと、私が作ったペーパーアイテムを夫が見て、夫が作ったペーパーアイテムを私が見て、お互いに間違っていないかチェックして、問題があれば直して、最後に「OK!」と言って作業を進めたとしても、ウェディングプランナーにチェックしてもらったら、「文字が間違っています」・「空白を入れた方がいいです」など、訂正や修正をしなくてはいけない部分が数ヶ所あったから。
個人的にはデータの時にミスがあって直すのはまだ良いんですけど、刷った後に訂正や修正があると、用紙やインクの無駄遣いになってしまい、印刷をしなくてはいけない時間を取られるので、大変な作業であることは分かってもらえるはずです。
※私達の場合、約3ヶ月で結婚式や披露宴で飾る・使うアイテムを作らなくてはいけなかったので、急いで作業したことが間違えやすい原因の1つになったかと……。
ダブルチェックでもミスが出やすいのに1人で確認作業をすることは、負担が掛かって大変です。
だから1人でチェックをしないで、2人でチェックしていくべき!
補足 パートナーがあまり協力できないのであれば、すぐにウェディングプランナーにチェックしてもらっても良いと思います。
そして最後は、ウェディングプランナーにもチェックしてもらいましょう!!
ペーパーアイテムはゲストが見るものなので、チェックを怠るとせっかくの手作りが台無しになってしまいますよ。
ペーパーアイテムを作るのは楽しくて記念になります!
ただ、必要な物・デザイン・作る時のルールなど、考えることや知っておくべきことがたくさんあります。
だから出来る所は自分達で作り、難しいのは外注しても良いと私は思っています。
無理をしないでペーパーアイテムを作って下さいね。
コメント